~for you~
まるで、閃光のようだと思った。
太陽のように力強くて、眩しい閃光。
ほんの少しの時間だったのに、私はあの強い閃光に捕まってしまった――
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2024.10.24 〜for you〜&Sugar、全ファイル改訂版に変更
第1部:for you
- 1.閃光(ひかり) 1 2
- 軽い気持ちで、親友と共に見に行ったテニス部の練習試合。それが、全てのはじまり。
- 2.不得要領な想い 1 2
- 一目惚れなんかじゃない――そう思いながらも、何故か考えるのはあの人のこと。
- 3.決断
- やってみよう。あの人のことを、もっと知ってみたいから。
- 4.協力と忠告
- はっきり言い切った彼が、どこか羨ましかった。何故かはよくわからないけれど。
- 5.二度目の対面
- 名前を、覚えていてくれた。でも、彼の眼差しは、昨日とは全く別物だった。
- 6.初仕事 1 2 3 4
- 早速、マネージャーとしての仕事が始まった。仕事をしながら、少しずつ彼の姿を垣間見る。――そして、彼も。
- 7.たからもの 1 2 3
- 一緒に帰っていた切原から聞いた言葉につい嬉しくなって、なんだか居ても立ってもいられなくなってしまった。
- 8.昼休みの出来事
- 真田は、昼休みに彼女に呼び止められる。その手に握られていたものに、彼の息が止まった。
- 9.少しずつ、それが日常になって
- マネージャーになって早1週間半が過ぎた。「それ」は、少しずつ――でも確実に、自分の日常になる。
- 10.今は、まだ
- 今はただ、マネージャーとして頑張るだけ。2つのことを1度にできるほど、器用じゃないから。
- 11.5月21日 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11
- 彼には本当にお世話になっているから、「ありがとう」の気持ちを、ほんの少しでも返したいと思った。
- 12.それぞれの思惑 1 2 3
- 改めて、テニス部のレベルの高さに圧倒されてしまった県大会。そして、その裏ではそれぞれの思惑が交錯する。
- 13.部長のお見舞い 1 2 3 4 5 6 7
- 県大会が終わり、予定通り皆で幸村のお見舞いへ行くことになった。初めて会った幸村に言われたのは――
- 14.思いがけない1日 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13
- 部は、関東大会に向けた練習をスタートさせた。そんな中、あるアクシデントから彼と1日行動を共にすることに……?
- 15.すれ違い 〜3人の溜息〜
- 彼の態度がおかしいまま日だけが過ぎていく。どうすればいいのか判らなくて、出るのはただ重い溜息ばかり。
- 16.溢れる 1 2 3
- 親友に話を聞いてもらって、溜め込んでいたものが溢れた。向かい合う時が来たのかもしれない。
- 17.転機 1 2 3
- ホームルーム終了の鐘が鳴った。この放課後は、私にとってきっととても大きな転機。
- 17.5.幕間
- どうなったのか気になって、その夜柳は真田に電話をする。当然纏まっていると思っていたのだが……。柳視点のSSS。
- 18.寝ても覚めても 1 2 3
- 寝ても覚めても、考えるのは彼のことばかり。自覚した思いは、まるで何かの中毒症状みたいに私を支配する。
- 19.祭りの夜 1 2 3 4 5 6 7 8 9
- みんなで行くと約束した、祭りの日がやってきた。――忘れられない、大切な一夜が始まる。
- 20.終わりと始まり 1 2 3
- ぶつかり合う想い。何かが終わり、そして始まる。
- 終章.〜for you〜
- そして。閃光のような陽射しの中、二人はそっと手を繋いで走り出した。
- ★おまけ小話:the night of the day
- ――弦一郎、あの子のことなんだけど。それが、祭りから帰った真田を呼んだ、母の第一声だった。
20話、「終わりと始まり」の直後のお話。
第2部:+Plus+
−foryou 関東大会〜全国大会編−
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- 原作時間軸の物語。やっと気持ちが通じ合った二人の、関東大会〜全国大会の間の物語です。
※切原とヒロインの同級生で、笹岡というテニス部部員のオリジナルキャラが出てきます。(名前変更できません)
未来編:sugar
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- あれから10年。彼はプロテニスプレイヤーになり、彼女は大学院の卒業を控えていた。
このままずっと、何も変わらないと信じて疑わなかった。たまにしか会えなくても、このままでいられるなら構わないと思っていた。けれど、「変わらない日常」なんて、ないのかもしれない。
※未来話です。真田や跡部他、一部のキャラがプロテニスプレイヤーになったという設定になっております。ご注意ください。
- ★おまけ小話:2-sanada
side-
- Sugar2話目の1シーンを真田視点で書いた小話です。
Sugarを最後まで読み終わってからどうぞ!