「そ、そういえば本部には行ってきたのか」
「あ、はい、ちゃんと出してきました」
「そうか、では、戻るか。幸村もお前の帰りが遅いと心配していたからな」
「そうだったんですか、じゃあ、あの、早く戻らないとですね」
なんとなくぎこちなさそうにそう言い合い、二人は踵を返す。
その時、彼女の身体に掛けている真田のジャージがふわりと揺れた。
それを落とさないように、ぎゅうっと胸元でジャージを握りしめている彼女の姿はとても可愛らしい気がして、やはりとても胸が刺激されるのだが――その時、ふと、真田はあることに気づいた。
彼女が今している、袖を通さず、上着だけを肩に掛けるそのスタイル。
それは、幸村がいつもしている着方だ。
今日だって、あれは例に漏れずその着方を貫いている。
――つまり。その着方のままでいれば、幸村とお揃いになるのではないだろうか。
そう思った瞬間、真田の足が止まった。
「先輩?」
急に真田の動きが止まったのを不思議に思ったが、真田を見る。
ああ、すごくくだらないことだと思うのに。
同じ着方をしている、ただそれだけのことなのに。
言わずには、いられない。
「……。すまない、ジャージの袖を……通してくれないか……」
真田は片手で熱くなった顔を覆う。
ああ、自分をこれほど情けなく思ったことは無いかもしれない。
そんな真田を、は不思議そうに見つめた。
「え、袖ですか?」
「ああ……」
視線を外したまま真田が頷くと、は「はい」と頷いた。
「そうですよね。これじゃ落ちちゃいそうで危ないですもんね」
照れたように頬を赤くしながら、その細い腕をゆっくりジャージに通し、彼女は言う。
真田の真意には、どうやら気づいていないらしい。
こんな情けない理由など口にするのも憚られたので、真田はどこかホッとした気分になった。
そうしていると、すぐに彼女は袖を通し終えた。
「着れました、よ」
少々ぎこちなくそう言って、彼女は袖を通したその腕を持ちあげた。
しかし、やはりかなり大きいようだ。袖の先からは、指先だけがわずかに見えている。
は、そっとジャージの袖を引っ張り、その小さな手を袖から出した。
「やっぱり、先輩のジャージ、私にはだいぶ大きいですね。……引っ張らないと、手も出ないもん」
少し恥ずかしそうに、でもとても嬉しそうにそう言って、頬を染めながら、彼女は自分の身体を覆うそのジャージを見まわし、ふふっと微笑った。
確かに大き過ぎるそのジャージは、完全に彼女の半身をゆったりと包み込んでしまっている。
普段自分がいつも着ているジャージに身を包み、頬を染めて堪らなく嬉しそうにしている彼女を見ていると、なんだかどんどん体が熱くなってくるような気がした。
――そう、まるで、今自分がこの場で彼女を思い切り抱きしめているような気にすら――
そんな考えが脳裏を掠めた瞬間、真田は一気に全身が燃えるような感覚に包まれ、顔が火照った。
(大会中に、いったい何を考えているんだ、俺は……!)
元々は彼女を守るつもりで行ったことなのに、なぜかものすごくやましいことをしているような気分になってきてしまった。
恥ずかしくて熱くなったその表情が周囲にバレないように、自分の帽子を目深に被り直す。
そして、自分の動揺が極力彼女に伝わらないようにと祈りつつ、熱い顔を冷ますように何度も息を吐きながら、真田は呼吸を整えた。
「で、では戻るか」
「そ、そうですね」
二人はそう言い合うと、そのまま今度こそ元いた場所へと戻って行った。
やがて、二人は幸村のいる待機場所へと戻ってきた。
そこには先ほどまでいなかった柳も戻ってきており、二人は先ほどのスコアをまとめたクリップボードを見ながら、何やら話をしているようだ。
は、そんな二人に声を掛けた。
「お待たせしました! なんか心配してくださったみたいですみません!!」
「待たせたな、幸村」
二人の声に反応して、幸村が顔を上げる。
「ああ、二人とも、お帰り。無事会えたん――」
そう言いかけて二人の姿を眼中に捕えた瞬間――彼の挙動と言葉が止まった。
いや、彼だけではない。一緒にいた柳も、同じように動きを止めて真田との方をじっと見つめていた。
「……幸村先輩?」
「蓮二もどうかしたのか」
二人の様子が明らかに不自然に止まったのを見て、真田とは不思議そうに眼を瞬かせる。
すると、幸村は、が着ていた「それ」を指さした。
「……さん、それ、真田のジャージだよね?」
その言葉に、真田との顔が一気に赤くなる。
そして二人は、同時に捲し立てた。
「ゆ、幸村先輩、あ、あの、これには事情があって!」
「いいか、話を聞け幸村! こ、これはだな」
「真田先輩は、あの、私を気遣ってくれて、ですね」
「こいつがその、どこぞの学校の奴に所属校が分からんとかいうそんな下らん理由でだな、しつこく声をかけられていてだな」
「だから全然変な事とかなくて、えと、その」
「だ、だから分かり易いようにこれを着せただけで、だな」
「学校の体操服だと分かりづらいですけど、この黄色いジャージ見たら立海ってすぐわかりますし!」
「他意は全く無いのだからな!」
必死で声を荒げて説明をすると真田。
そんな二人を幸村と柳はぽかんとした表情を浮かべて見つめ――次の瞬間、大笑いをしたのだった。
「なるほど、そういうことね。うん、分かった分かった。あー君たち本当に面白いね」
ひとしきり笑った後で、幸村は目の端を擦りつい出てしまった笑い涙を軽く拭った。
どうやら自分たちは言いすぎたようだと悟ったと真田は、恥ずかしそうに視線を逸らす。
そんな二人を楽しそうに見つめながら、幸村はハハっと笑って続けた。
「つまり真田は、さんが他の学校の男子に声をかけらるのが嫌だから、自分のジャージで『こいつは俺のもんだ』って印をつけたわけだね」
「ふむ、いわゆる『マーキング』という行為だな」
幸村の言葉に頷いて、柳もくくっと笑って付け足す。
その言葉に、真田との顔が一層赤く染められた。
「ち、違う! 別にそんなつもりではない!!」
「えー違わないと思うけどなー。だって真田は、さんが知らない男から声かけられてたのが不快だったんでしょ? で、こうしたら声かけられないと思ったんでしょ?」
確かにその通りだ。そう言われてしまうと、ぐうの音も出ない。
真田は言葉も返せず、赤くなった顔を隠すように、自分の帽子のつばを下げる。
もで、何も言えず俯いたまま、動かなくなってしまった。
それを微笑ましそうに見つめ、幸村はふふっと笑った。
「……まあ、冗談はこれくらいにしとくとして。そっか、大変だったね。さん」
「声かけられただけなんですけどね。ただ、今回は立海のマネージャーってなかなか信じてもらえなくて、話が終わるまで長くかかっちゃいましたけど」
まだ少し赤い顔のまま、苦笑しては言う。
そんな彼女に「なるほどねー」と返して、幸村は少し何かを考え込んだ。
――そして。
「さん、自分用のテニス部ジャージ作る?」
ふいに、幸村がに問いかけた。
その言葉に、と真田が目を見開いて幸村を見る。
「え、ジャージを? 私専用の、ですか?」
「うん。君の」
「で、でも、いいんですか? 私、選手じゃないのに……」
「別にマネージャーがジャージを作っちゃいけない決まりはないはずだよ。……そうだよね、柳」
幸村は隣にいる柳に問いかける。
すると、柳は「ふむ」と頷いた。
「ああ、確かにマネージャーがテニス部ジャージを作ってはいけないという決まりはない。確か作っていた代もあったはずだぞ。昨年個人ジャージ製作の申請書を整理していたとき、何年か前の物に女子の名前の申請書を見た記憶があるからな」
「ジャージ作るのってそこそこお金かかっちゃうし、マネージャーは試合に出るわけじゃないから、何代か前のマネージャーはきっと必要ないって作らなかっただけだと思うよ。それがここ数年でいつの間にか常態化しちゃったんじゃないかな。だからさんが作りたいって思うなら、作ったらいいと思うよ。必要性もあるみたいだし。ねえ、真田」
幸村の言葉に、真田は目を瞬いた。
――今までマネージャーがテニス部ジャージを作るという事を考えたことは無かったが、そうか、別に作ってはいけないことは無かったのか。
彼女が自分と同じジャージを作り、それを着て活動する。
自分たちがこの部で活動できる時間はもう残りわずかだが、たとえわずかな時間であっても、この自分にとっても思い入れの深いこの黄色いジャージを着た彼女と一緒に活動できると思うと、なんだかとても胸が弾むような思いがした。
真田は、ちらりと隣にいるを見た。
すると、と目が合った。
彼は興奮を抑えきれない様子で、それでも本当にいいのだろうかと目で必死に問いかけている。
その様子が可愛らしくて、思わず真田は頬を緩めたまま、に尋ねた。
「……、作るか?」
「本当にいいんでしょうか?」
「ああ。前例もあるなら、何の問題もない。お前が作りたいと思うなら、作ればいい。ただ、忘れるな。このジャージを常に着るという事は、常に立海の名を背負うという事だ。立海の名に恥じない、それ相応の行動をいつも心がけねばならん」
真田の言葉に、の顔に少し緊張が走る。
しかし、真田は口ではそう言いながらも、彼女が立海の名にふさわしくない行動をとるとは絶対に思えなかったが。
「が、頑張ります……!!」
気持ちを引き締めるように胸の前でぎゅっと両の拳を握りしめ、彼女は誓う。
そんなに、幸村が優しく声を掛けた。
「大丈夫、さんはもう、どこに出しても恥ずかしくない立派な立海のマネージャーだよ。このジャージを着る資格は充分にある。自信を持っていい」
幸村の言葉に、柳も頷いた。
「ああ。今となっては、は立海テニス部に欠かせない人材だからな」
二人は、そう言って優しく微笑う。
彼らの言葉に、は抑えきれずその双眸を潤ませた。
「ありがとうございます……!!」
震える声でそう言って、は着ていたジャージの袖で涙を拭う。
しかし、すぐにそのジャージが真田の借り物だった事に気づき、濡れたその袖を擦った。
「あ、ごめんなさい、これ真田先輩のジャージだった……!」
「気にするな。そんな袖でよければ幾らでも使え」
お前は泣き虫だからな、とからかうように笑って言うと、真田は再度くしゃっとの頭を撫でた。
無骨だが優しい真田の大きな手を、はまだ少し潤んだ目で嬉しそうに受け入れる。
そんな二人を、幸村と柳はそれ以上はからかうことなく、微笑ましそうに見つめていた。
その後、次の試合の時間が近づき、続々と他のメンバーが帰ってくると、真田のジャージを着ていたは再度からかいの的となった。
その度に真田とは説明を繰り返したが、結局は最後まで真田のジャージを脱ぐことは無かった。
そして、大会はつつがなく終了した。
真田は、を家まで送ることにした。
なんとなく、今日はもう少し傍にいたいと思ったのだ。
会場でみんなと別れ、の家まで帰ってくると、二人は名残惜しそうに向き合った。
「先輩、ありがとうございました。先輩も疲れてるのに、こんなとこまで送ってもらっちゃって」
「したくてしていることだ。お前が気にする必要はない」
そう言って、真田はふっと笑う。
その彼らしい言葉に、も素直に頷いて微笑みかけた。
「あ、先輩、『これ』もありがとうございました。もう、返さなきゃですね」
は、そう言って自分が着ていた真田の黄色いジャージの裾に触れた。
彼女の言葉に、真田は苦笑する。
「ああそうだったな。……そういえば、それのおかげで今日はあいつらにたっぷりからかわれてしまったが、嫌な思いはしなかったか?」
そう、結局これを着ていたことで、仲間たちに思いっきりからかわれてしまった。
確かに最初は嬉しく感じてくれていたかもしれないが、あの調子では途中から脱ぎたいと思っても不思議はない。
しかし、彼女の性格上、自分から脱いで返すことはできないだろうし、気を遣わせてしまっていたのではないかと真田は少し思っていたのだ。
「俺が着ていてくれと言ったものだから、お前は気を遣っただろう。すまなかったな」
そう言って、真田が苦笑を重ねた瞬間。
「そんなことないです!」
が、らしからぬ大きな声を上げた。
「わ、私、本当に嬉しかったです。先輩がこれを着てろって言ってくれたこと、本当に嬉しかったんです」
彼女の顔が途端に真っ赤に染まる。
しかし、恥ずかしそうにしながらも、その言葉は止まらない。
「先輩が私のこと心配してくれて、自分のジャージ貸してくれたことも、勿論嬉しかったんですけど、あの、先輩のジャージ、着れたこと自体がすごく嬉しかったっていうか」
彼女は視線を落としながら、それでも尚必死で言葉を綴る。
「これ貸してもらってから、今日ずっと、なんていうか先輩になんかずっとぎゅっとされてるような感じがしてて、なんだかすごく幸せで!……だからからかわれても絶対脱ぎたくなかったっていうか……あの、ずっと着てたかったくらいで、今もほんとは脱ぎたくないくらいで……」
そこで彼女は両の手で自分の顔を覆って俯いてしまった。
髪の隙間から見える耳は、真っ赤に染まっている。
「……すみません、先輩は私が困らないようにって貸してくれてただけなのに、私こんな不純な事ばかり考えてました……」
は、顔を上げないまま消え入りそうな声でそう呟いた。
――ああ、それでは同じことを考えていたのだな。
今日一日、自分が考えていたようなことを、彼女もずっと思ってくれていたのだ。
真田は、目の前で本当に恥ずかしそうに縮こまっている彼女が、本当に愛しかった。
そして、口にするのは本当に恥ずかしいだろうに、こんなに正直に気持ちを伝えてくれた彼女に、自分の気持ちもちゃんと返したいと思った。
「同じ、だ」
小さな声で真田は言う。
その言葉に、ふっと彼女の顔が上がる。
「最初は、確かに、お前を守るためにと思って貸したのだ。そ、それは嘘じゃない。だが、お前がそれを着てくれた瞬間、その、俺も……まるで俺自身がお前を抱きしめているような気になってしまった」
彼女は真っ赤な顔のまま、じっと耳を傾けている。
ああ、顔から火が出るほど恥ずかしい。もう彼女の顔すら見ていられず、真田はから視線を逸らした。
しかし、彼女だって必死で伝えてくれたのだ。
自分だけが本心を隠すのは卑怯だと、真田は続けた。
「……それに、もう一つ言うなら、お前が俺のジャージを袖に通さず、肩に掛けていたとき、ちゃんと袖を通せと言っただろう? あれもただの嫉妬だ――幸村と同じ着方になるのが、ただ嫌だっただけでな……お前が不純だというなら、俺はそれ以上、だろうな」
そこまで言い終わると、真田は自分の恥ずかしさをごまかすように、大きく息を吐く。
――その瞬間、自分の胸元に何かが当たる感触がした。
真田がハッとして下を向くと、飛び込んできたのは、まるで縋るように自分の身を預けてきた彼女の姿だった。
そして、顔を伏せたまま、小さな声で彼女は言う。
「それじゃあ、それを聞いて嬉しくなっちゃった私は、もっともっと不純、ですね」
恥ずかしくて顔は上げられないのだろう。
必死で顔を埋めてくる彼女の姿に、真田の理性は一気に吹っ飛びそうになったが、それでもなんとか背負っていたラケットバッグを下におろす。
そして。
「ならば、そんなお前をこうしたくなってしまう俺は、更に不純といえるかもしれんな」
そう言って、真田はぎゅっと彼女を抱きしめた。
今日一日、間接的に何度も抱きしめていたような気分になっていたが――やはり直接こうやって触れる方が何倍も幸せだ。
そんなことを思いながら、真田は赤い顔のまま、幸せそうにもう一度その腕に力を込めた。
身体をほどき、もう一度二人は微笑み合う。
そして、彼女からジャージを受け取り、真田はそれを羽織った。
まだ彼女のぬくもりが残っていてドキドキしてしまったが、何とか取り繕い、真田は自分のラケットバッグを背負う。
「ジャージ、本当にありがとうございました。ほんと、嬉しかったです」
「ああ、俺もお前に貸せて……嬉しかった。しかしお前が自分の分を作ることになったから、これが最初で最後かもしれんな」
「あ……そっか、そうですよね……。自分のジャージ作れるのは嬉しいけど、それはちょっと残念……かも……」
真田の言葉に、は本気で残念そうな顔をする。
――本当に可愛いことを言ってくれる。
そんなことを思い、真田は再度を抱きしめたくなった気持ちを必死で押しとどめ、笑いかけた。
「着たくなったらいつでも貸してやるさ」
真田の言葉に、は顔を赤くして頷いた。
「ありがとうございます。私のジャージも、できたら貸しますね」
そう言って、彼女は笑う。
しかし、どう考えてもそれは無理だと、真田は苦笑した。
「お前のジャージは、小さくて俺には着れんだろうな」
「あ、そっか……」
どうやら半分本気だったらしい彼女に、思わず真田は笑いがこみあげてきた。
抑えきれず笑う真田に、は恥ずかしそうに頬を染める。
「もう、そんなに笑わなくてもいいじゃないですか」
そう言って口をとがらせる彼女に、真田は「すまん」と片手を上げた。
(ああ、でも……もし、こいつのジャージが出来たら、そうだな――)
真田の中で、ふと、ある願望が生まれた。
小さな咳払いをして、真田はそれを口にする。
「お前のジャージを借りることはできないが、お前のジャージができたら一つ頼みがある」
「え、なんですか?」
「……お前がこの黄色い立海大のジャージを着たところを、誰よりも早く、俺が一番に見たい。いいか?」
その言葉に、の目が見開かれる。
そして彼女は、嬉しそうに「はい!」と頷いた。
そして、この日から十数日後――の立海大附属中テニス部ジャージが出来上がってきた。
約束通り、真田に一番にお披露目し、はこの黄色いジャージに恥じないマネージャーであることを、改めて誓ったのだった。
長編でヒロインの部活着は立海ジャージでなく体操服、というのを書いてから、実はずっと書きたかったエピソードでした。
実際、マネージャーが選手と同じジャージを作る必要はないと思ってたので、それをわざわざ作るときはその必要性があった時だろうなと。
それと、真田がヒロインにマーキング(笑)するお話は最近になって別に考えたものだったのですが、今回一つの話としてまとめられそうだったので、こういう話に落ち着きました。
しかしそれ以上に私のテンプレというか、萌えシチュエーション詰め込みまくりで、なんかもう私の萌えシチュ見本帳みたいなおはなしになってしまいましたが。
胸焼けしますね。ああ、おなかいっぱいです。
ちなみにこの後日談として「約束」に続きます。よろしかったらそちらも読んでいただけると嬉しいです。